50代からシミとりに挑戦した私の記録

50代からのシミとり(13)まさかの治療拒否・・私のシミの本当の名前は?

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『うちの機械じゃ、それは取れないと思うわ』

女先生は、

私の顔をちょっと見ただけで、さらりと言ったのです。

 

呆然としている私に、

 

『ほかの病院を紹介するわね。

 ここならいろんな機械があるから相談してみて』

 

と、引き出しからパンフレットを出して説明され始めました。

 

わたしは、

あまりのショックでボー然として。。。一体どうしたらいいのか。

 

もう紹介状を書こうとする先生に、

『あの、まだそちらに行くかどうかはわからないので考えさせてください』

というのがやっと。

 

先生、さら~っと、

 

『そうよね、金額もどれくらいかかるかわからないしね。保険は利かないと思うわ。

 HPで先に調べてみるといいわ。

 あなたの診断名は●●●だから、それで調べてみて』

と。

何か書いたメモを下さったけど、

私はそれを見る気力もありませんでした。

 

 

私は、自分のシミは、

若いころからの紫外線によるものだと思っていたのだけど、

先生によると、そういう表面的なものじゃなくて、

真皮まであるものだから、簡単には取れない、と。

・・・・・

 

なぜか、そのあとデジカメでシミの写真を撮られました。

治療もしないのに何のために?

と、今になって思う。

たぶん、めったにないほどひどい症例だったのか。

 

人に見せないでよね。。。

 

会計は850円でした。なんにもしてないけど。

 

来るときのワクワクしていた気持ちは吹っ飛んで、

どっと疲れて、真っ暗な気持ちになって、

病院を出ました。

 

運転しながら、

気がついたら、

ナミダがあふれてきて、

それで、

ああ、悲しいんだって思った。

 

もう、私には、

シミを消す方法はないのかもしれない。

ずっとこのまま、死ぬまでシミがあるのかな。。。

 

でも、

そんな泣くほどのことなの?

という気持ちもあって。

 

余命宣告されたわけでも、

難病が見つかったわけでもなしいし。

昨日までの私が変わったわけでもない。

ばかみたい。

ばかみたい。

あんなに期待してた自分がばかみたい。

 

ちなみに、

紹介されそうになった病院は調べてみたら

『〇〇クリニック』といって、

私の嫌いなタイプの病院です。

 

たとえて言うなら「銀座クリニック」みたいな名前で

都会の真ん中の、地下鉄駅のすぐ上で、

HPはゴージャスで、

値段は高いです。

口コミはあまりよくないし。。。

 

いまなら、あの女医さんに断られてよかったと思える

あの今日の女医さん、

あんな簡単に「できない」とかよそに丸投げとか、

ひどいんじゃ?

と思ったけど、

金儲けしようと思えば、

「シミは取れないかもだけどできるところまでやりましょう」

ということもできただろうから、

正直にスパッと断られたのはよかったのかもしれない。

通っても通ってもよくならなかったら、そのほうが悲しいから。

 

車の中でさんざん泣いて、

家に帰って落ち着いてから、

バッグに入っていたメモ紙に書いてあった、

私のシミの名前は

 

ADM でした。

なにそれ?

初めて聞く名前です。

 

 

 

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