一年の終わりの月だからか、
終活が視野に入ってきたからか、
いつもにも増して『片付けなくちゃ熱』が高い。
図書館ではこんな本ばかり選んでしまった。
『定年後の断捨離』やましたひでこ
『あした死んでもいい片付け』ごんおばちゃま
『50歳過ぎたら家の整理を始めなさい』近藤典子
どれも今の私にしっくりくるタイトル。
内容も3冊とも本筋は同じで、細部のアイデアがちがうだけ。
ふむふむと読み終わって、
さあ片付けるのかと思いきや。。。
今度は、撮りためていた、
『ウチ、”断捨離”しました!』っていう番組を延々見つづけるというね。おい。
(片付けられない家をやましたひでこさんが訪問、問題点を指摘して、ひたすら断捨離して、
1か月後にまたやましたひでこさんがジャッジしにやってくる、という番組)
どの回も、家族との関係や生い立ちや本人の性格やら、いろいろ深い問題があって、
家を片付ける、というよりも、
その問題に目を向けて、解決をしていく、という流れなので、
よくある『汚部屋がこんなにきれいに!』とか、
『こんな収納方法が』みたいなビフォーアフター番組とはちょっと違って、
相談者の人生の深いところ、ほんとうの問題まで関わっていく、
ちょっとプライバシー的にそこまで?っていうギリギリまでせまって、
なんか、哲学的な話になっていく感じ。
やましたひでこさんの本の中では、
収納は全体の5割とか、3割とか、非常に厳しいけど、
この番組ではそんなことは全然求められない。
私としては、
単純に、番組の最初の段階での恐ろしく散らかった部屋を見て、
『よかった、うちのほうがまだマシ』
と思いたいためだけに視聴してるんだけどね。(やばい)
ほとんどの相談者は、「あ~あ」と言いたくなるズボラさなんだけど、
一番印象に残ってるのは、
自閉症の子供(7歳くらい、全く話すこともトイレもできない)と下の子(2歳くらい)を抱えて、
戦争のように忙しい毎日。
マンションを買ったのに、家の中が片付かないし、
いつもイライラして夫ともうまくいかなくて悩んでる30歳くらいのママ。
押し入れに入れてまとめてた子供の赤ちゃんの時の服を、
「自分はこれを絶対捨てることはないと思ってた」と言ってつらそうに・・・(捨てるんだけど)、
その後、
「どうして自分はそれを捨てたくないと思ってたのか、ずっと考えてた」
「まだ障害があるってわからなかった時の幸せな記憶をなくしたくなかったからだと気づいた」
「自分では、障害を受け入れてるつもりだったのに、そうじゃなかった」
といって泣いていた。
子供に障害があるってわかった時のショックは本当に大きかったと。
それを知って、
『妻は、障害のことは乗り越えて頑張っていると思っていた』のに、そうじゃなかったと知って、
自分が想像するより妻はもっともっと辛い思いをしてるんだと気づく夫。
この家族の解決法は、家は片付いたけど、
なんと、家を売って引っ越すことに!
障害児の施設へ送迎のバス停まで自転車で10分、雨の日は徒歩で30分。
自転車の前後に子供を乗せて行くだけでも大変で大きな負担で。
さらに、言葉で表現できないぶん、ぴょんぴょん飛びはねる子供を、
マンションの階下の人に気を使ってやめさせてしまうこと。
もっとのびのび育てたいと。
施設に通いやすい場所に一戸建てをと検討中。
見ていて、泣いてしまった。
誰も悪くなくて、一生懸命で。
子供は自閉症でも重度だと思うけど、
愛情をいっぱい受けて、とってもかわいかった。
あれ、
自分の片付けの話のはずなのに、
なんでテレビのレビューみたいなこと長々書いてんだろ。
なんか、しみじみしちゃって、まだ断捨離実行気分にはなってません。
もうすぐ娘たちが帰省してくるので、それまでにちょっとはやらなきゃですが。
★ ★ ★ ★
楽天セールより前に、
アマゾンのなんとかセール、なんとかマンデーだかで買ってたものが、
忘れたころに届いた。
ガムテープがクリスマスっぽい♪
中身は・・・
ひのきのまな板。
「食器洗浄機で洗えるまな板」っていうのに惹かれて。
入れてみたら、ほんとうに入った。(手前にね)
今まで使ってたまな板の半分の薄さ。
(洗浄・乾燥しても反らないかな?)
でも、ヒノキのいい香りに癒されます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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