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『ブログに描けなかったこと』読了

投稿日:

 

ああ。

とうとう終わってしまった。

 

読むのがつらくて、苦しくて、

でも読まずにはいられない。

希望の見えないエピソードが

これでもかこれでもかと続いて。

 

でも、終わった。

 

 

 

大好きなブロガーさんファッジさんのブログ

『7人家族の真ん中で』

 

・・・から独立した有料記事note

『ブログで描けなかったこと』

 

(有料記事のことなので詳しくはかけないのだけれど)

 

 

元のブログではファッジさんが、

長女メイちゃんと双子のケンちゃんリュウちゃんの子育てから、

義母さんと義叔母さんとの同居生活・・・

からの、

やがて要介護5の義叔母さんと認知症の義母さんを在宅介護されるマンガなのだけど。。。

 

とにかく義母さんが超絶の潔癖症の変人で、

やることなすこと非常識で想像を超えている。

マンガで面白おかしく描いてあるけど、

読みながらよくファッジさんこんな献身的に介護できるなあと

その人間性というか、ほんとうに優しい魂の美しい人だなとずっとファンでいる。

 

いつも、

実際はブログには書けないような、

もっともっと酷いことを義母さんに言われたり、

何もかも投げ出して逃亡したくなったりするんだろうなと思っていた。

 

だから、

noteで『ブログで描けなかったこと』を配信されると聞いたとき、

ああ、やっぱり・・

もっとディープな介護の本音があったのね、

そうよね、人間だもの。

 

って思ったんだけど。

 

ぜんぜん違った。

 

ブログに描けなかったのは、

双子のケンちゃんリュウちゃんのことだった。

 

メイちゃん同様、小さい頃のふたりは、ブログにしょっちゅう登場していて、

よくケンカするとか、

好き嫌いがはげしくて小学校入学時に先生に相談したとか、

他愛のないエピソードと

かわいらしいイラストで和ませてもらってたけど、

ある時期から三人ともほとんど登場しなくなって、

きっと『勝手に描かないで』って、そういうお年頃なんだな~と。

 

 

でもそうじゃなくて、

なんというか、

双子くんがいわゆる発達障害のグレーゾーンと診断されてからの、

家族の葛藤と、積み木崩しみたいな壮絶な日々を、

ここまで・・というほど赤裸々に描かれています。

 

最初っから驚くエピソードばかりですが、

回を重ねるごとにそれを上回ることばかりで、

 

ファッジさんが、

あの大変な介護生活を送りながら、

その介護によって救われたというほどの、

もっともっと苦しい現実が、

同時にあのバニラ家で起こっていたとは・・・

 

このnoteを読みながら、

当時のブログに描かれていたことを思い出して、

ああ、あの時はそうだったのか、という答え合わせをする気持ち。

 

たとえば、

ある時、ファッジさんがしばらく実家に一人で帰ってる時期があった。

 

自宅介護は限界なんじゃないかと思うほど2人の要介護度は上がり、

家政婦さんにも来てもらいながら、夜中にも呼ばれてトイレ介助する日々・・

心身とも疲れ切っているのに、

義叔母さんはショートステイをいやがり、

ファッジさんに仕事をやめるよう言ったり、

『嫁でもないファッジさんにこんだけ迷惑かけてるのにわがままばかり言うな!』

と、赤の他人の私が腹立つくらい、あまりにひどいと思ってた。

 

きっとファッジさん、お義母さんの心無い言葉や、おばさんの自己中なわがままに、

ぷっつ~~んと心の糸が切れたんだろうな。

ファッジさんがいなくなったら大変だけど、

それでもそうするしかないくらい、傷ついてたんだろうな。

と、勝手に推理し、

まちがいない、そうに決まってる、と、

義母さんと義叔母さんへの代理怒りをたぎらせていたわ。わたし。

 

でも、ぜんぜん違った。ふたたび。

 

幼い時からの双子のケンちゃんリュウちゃんの

長い長いつらい話が、

20話で、やっと今のケンちゃんリュウちゃんに追いついた。

 

今は、落ち着いた生活が送れているので、

ハッピーエンドに近いけれど、

まだまだ、これから人生はつづく。

 

最終話ではメイちゃん,リュウちゃん、ケンちゃんが、

読者の質問にも答えてくれている。(驚!)

メイちゃんの姉としての言葉には涙しかない。

なんという素晴らしい娘なのだ。

ファッジさんの娘だなあ。。。うううう。

 

このnote記事執筆については

ケンちゃんリュウちゃんの了解済みであるとのこと。

 

この二人の24年間についてのnoteは、

ものすごく貴重な実践の積み重ねの記録で、

同じ境遇にある人にとっても大きな共感と参考になると思う。

 

できれば、

ファッジさんが描かれたものに、

当の2人が「そのときどんな気持ちだったのか」「どうしてほしかったのか」など、

今だから冷静に俯瞰して語れることを加筆して、

書籍にして出版してほしい。

読みたい人はいっぱいいると思う。

 

よく有料noteを書いてる人いるけど、

今まで、

「なんで素人の書く文章に(中身もわからんのに)お金払ってまで読まなあかんの」

と、否定的で、自分は絶対購入することないと思ってた。

 

でも、ファッジさんが、

「ブログで描けなかったこと」っていえば、そっら相当の事だな、と、

喜んで即購入。

読むのは辛かったけど、読んでよかった。

ますますファッジさんのファンになったよ。

 

なんか、長い長い感想を書いてしまった。

失礼しました。

 

 

★ ★ ★ ★

このぶちゃいくな猫ちゃんたち・・

 

雑誌の付録です。

アイブローやマスカラやチーク。

すっごくチープな感じですが、

ブラウン系でけっこう使いやすい。

マスカラだけがなぜかパープルでさすがにおばちゃん無理。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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