50代からシミとりに挑戦した私の記録

50代からのシミとり(8)盗まれた美容法

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『洗い続ける美容法』の会社・・・信じていたのに

私がはまったその『洗い続ける美容法』って、

ある化粧品メーカーが提唱してるモノでした。

 

今では洗顔が大事って誰でも知ってるし、

ゴシゴシ洗うんじゃなくて

しっかり泡だてて、その泡を撫でるようにして、

泡で汚れを包みこんで落とす、っていうの常識ですよね。

でも、当時はそんな考え全然なくて、その理論が斬新でした。

 

その会社の商品はモットーというか、

『鉱物油を使わない』というのが売りでした。

 

『シミもそばかすも化粧品に含まれている鉱物油のせいでできる』

『でも石けん洗顔を続けて鉱物油の入ってない化粧品を使っていればシミは消える』

 

すごくシンプルなポリシーで、

商品は信頼できるなあ、と感じていました。

値段も今まで使っていたものよりもお安かったし、

じっさい使ってみて、とても気持ちがよかったのです。

 

石けんは小さいのが二つで1200円くらいでした。

強い香料などが入ってないし、洗い上がりがさっぱりしました。

 

前にも書きましたが、

ファンデーションは『水おしろい』。

ふつうのパウダーファンデーションの概念ぶちこわしの「色のついた水」ですから、

肌にはとても優しくて、気持ちがよかったです。。。

が。

泣きたくなるほどの薄づきで、どうしようにもなくカバー力はゼロでした。

 

私は、毎日毎日せっせと洗顔しまくりました。

洗顔しすぎて、顔の皮脂がとれすぎて、

顔がパリパリに乾燥してしまうことも。

洗えば洗うほどいいって信じてましたから。

 

そのメーカーの基礎化粧品も、

最初はとてもシンプルでした。

乳液なんか、ちょっと妙な香りがするんですが、

なんと「きゅうり」の成分がはいってたんですよ。(その後改良された)

化粧水も無香料だけど洗顔後の乾燥を潤してくれて。

 

他の化粧品会社のような、

『シミにいい』とか『美白に』という商品はないので、

シンプルな数点の手ごろなアイテムだけで済むのも気にいったところです。

 

その化粧品会社の生い立ちは・・よくある話?

 

その化粧品会社は、

もともと私の実家(地方都市)でスタートした小さな会社でした。

 

外資系化粧品の元美容部員のおばさん(社長)が、

『いいと信じて使い続けてきた化粧品でシミができてまっ黒な顔になった』

『そこで自分で化粧品をつくろうと試行錯誤して作った会社』

ということでした・・・

(なんか、最近よく見る『キミエホワイト』の話みたいですね)

 

その女社長さんは、ばりばりのやり手な感じです。

お肌はものすごく白くてきれいで、

「へ~。この人の顔に黒いシミがあったなんて」と信じられないくらい。

 

精力的に全国を回って、説明会や講演会をこなしていました。

私は引っ越して地元を離れてからも、

帰省した時にその化粧品を購入していましたが、

そのうちに全国に支店や販売所を持つようになり、

私の引っ越した先にも独立した店舗ができました。

百貨店の化粧品コーナーにも進出するようになり、

もちろんインターネット普及後はオンライン販売も始まりました。

ちょっと変わった名前のメーカーなんで、知名度は低いんですけど。

 

 

盗まれた美容法だったのか

 

そんな、

その会社がものすごい成長を続けているときに、

社宅のポストに、チラシが配布されていたんですね。

 

 

それは、

私が今使っている化粧品会社を誹謗中傷するもので、

要旨は、

その女社長T氏が、元々あった○○という会社の美容法と化粧品を盗んだ!

というものでした。

 

最初は意味がわからず、

なぜこんなチラシが私のところに・・と怖くなったのですが、

そのチラシは私にあててのものではなく、

社宅全戸に。その辺一帯に配布されたもののようでした。

 

怒りに満ちたそのチラシを、

ただのゴミ、と捨てるには、

書かれていることが具体的すぎました。

 

そのチラシを書いているのは、

大分に住む美容師だった足立和子という女性で、

『蘇った私の素肌』という本を出しています。

 

美容部員の言うなりにお手入れをしていたのに、

運動会で日焼けしたあと顔まっ黒の「黒皮症」になり、

それを洗顔とパッティングで克服した美容法が書かれています。

鉱物油の恐ろしさもここに書かれています。

足立さんは化粧品会社も設立して販売しています。

 

その足立さんが言うには、

T社長が〇年〇月に足立さんの美容法の講習会に来た。

(その時はシミひとつないきれいな肌だった)

その講習会のあと、

美容法も化粧品もパクってさも自分が考えたかのように販売してる、というもの。

 

半信半疑ながら、いろいろ調べてみましたら、

その足立さんが出している化粧品、「水おしろい」そのものでした。

値段もほぼ同じくらい。

これって、ほんとヤバくない?っていうね。

 

なんでチラシで?

っていう疑問も残りますが・・・

(だって、このチラシの意味の分かる人私以外にいるのかしら?ってほど無意味な気がしたから)

 

せこい手段で中傷する足立さんもビミョウですが、

T社長の人間性への不信感が強く湧いてきました。

思いっきりパクリまくって、大儲けしてるのは足立さんも腹立つでしょうが、

私が一番許せないのは、

 

シミなんかなかったくせに、

酷いシミに悩みに悩んで、考え出したとかいうところ。

シミの苦しみがわかるとか、

化粧品のせいでシミができたとか、

平気で言うところ。

(T社長の話を直接聞いたことがあるのでなおさらです)

これって、すごい侮辱されたような気持ちになりましたね。

 

裁判になったのかどうかわからないんですが

足立さん、

『盗まれた美容法』(不確かですが)という本も出されてますもんね。

お怒りはごもっとも。

 

ちなみに、

うちにチラシが入ったあと、

T社長の会社でも問い合わせがたくさんあったようです。

一体どれだけのチラシが撒かれたのでしょう?

 

そのことについて、T社長が会報誌でコメントしていたのが印象的でした。

(自分がパクったことには触れず)

 

『(足立さんと)道はちがうけれど、目指す先は同じということですね』

 

って。。。(唖然)

 

そんなわけで、

ずっと続けていた美容法も、

社長への不信感から急激に魅力を失いました。

 

化粧品て、宗教的な面もあるのかしら。

信仰をゆるがす不信ですね。

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